思い出した。

むかしは日記を書こうとは思いもしなかった。
何を書いたらいいか分からないし、読み返すと恥ずかしくて消したくなる。
もっとも字が汚いというのはかなり大きな要因だが。


今ではこうしたblogを含めて日記をつける人は急増した。同時に自筆の日記の数も減ったんだろう。
パソコンとインターネットの普及で手軽に日記がつけられるようになったが、「その瞬間瞬間を文字で刻みつける」という意味においては、自筆の日記に勝るものはない。
バガボンドの作者、井上雄彦先生も「気持ちがノっているときは絵にも躍動感があり、力のない絵は疲れている証拠」とおっしゃっていた。
まあ一流の漫画家先生と一緒にするわけではないが、私たちでも自分の字くらいなら、その時のやる気くらいは分かるだろう。
かといって明日から自筆の日記を始める気は毛頭ない。