龍時よ、永遠なれ

全くといっていいほど小説を読まない僕ですが、氏の書いた龍時という作品が大好きだった。
サッカー馬鹿が読める小説だっただけと言ってしまえばそれまでなんですが、まるで試合を見ているような描写が素晴らしかった。
どこぞのお遊びのようなサッカー番組なんか目じゃない。
Number Plusで連載されてた頃から、毎号毎号が楽しみでした。
連載小説を愉しみに待つというのは僕の人生でありえない出来事です。
16歳の志野リュウジがスペインへと旅立ち、サッカー選手として、また一人の人間として成長していく物語。
まるで自分の教え子が日々成長していく様子を見ているような気分になりました。
ずっとこのまま永遠に終わらずにいて欲しいとさえ思いました。
そういえば、野沢尚先生もこれは自分のライフワークにしていくと言っていましたかね。
これを聞いた時は嬉しかったなー。


でも。。。
いつかリュウジを越えるような選手が出てくるのを、これからの愉しみに待とうと思います。