EL GOLAZO創刊に寄せて

タイトルは後付けですが、恐らく日本最大の規模のスポーツ専門紙*1の創刊に当たって思ったことを書き綴りました。
今のスポーツ紙に目の越えたファン(特にサッカーファン)の要望に応えるのは構造的にも限界です。
ゴシップ、野球、競馬・競輪、競艇ばかりに彩られ、サッカーはほんのついでの扱い。
つまり、同紙はなるべくして生まれたのだと思います。
テレビの多チャンネル化と同じようにメディアも多チャンネル化が進めば、ネットへ流れがちなコアなファンの心も掴めるし、ファン拡大にも一役買うことは間違いありません。
しかしながら、住み分けが進み過ぎた結果、スポーツごとにファンが分断され、ファンの奪い合いをしてしまっては日本のスポーツの発展はありえません。
それぞれが勝手にやるのでなく、がっちりスクラム組んでそれぞれを支えあいながら「競存」でなく「共存」できるスポーツメディアの実現すれば、と思います。
そういう意味で、既存のスポーツ新聞にはそれぞれのスポーツ(ファン)を繋げる役割を果たして欲しいものです。
これは私の希望的観測であり、キレイゴトかも知れません。ですが、それが実現できる可能性があるのは、やはりスポーツしかないと思います。
活気のある議論・競争は大いに結構!それをなくして発展はありませんし。
ただゴシップ紙のようなスッパ抜き抜かれは、勘弁願いたい。恐らくファンも求めてはいないでしょうし、それは既存のメディアに任せることにしましょう。
で、何が言いたいかというと。
現在の日本の市場原理からいえば「売れないものは、ハイ、お終い」というのが、当然の流れです。そうやって日本の経済は発展してきたことは言わずもがな。
ですが、「EL GOLAZO」はそんなポッと出で終わってしまってはいけない存在だと思います。
これからの日本サッカー、ひいては日本のスポーツの発展にも多大な影響を与える可能性も十分に望めます。
その希望の光を絶やさぬように、我々サッカーファンが、id:orion1014のお言葉を借りるとすれば、「サッカー文化の発展に月に1,560円を投資する」つもりで読者になってみてはいかがでしょうか?
仕事帰りに居酒屋や立ち飲み屋で見知らぬサッカーファンとサッカー談義したいでしょ?(すいません、例えがおっさん過ぎました)
その新たな挑戦を我々が後押しするのです。こんなことそうそうないことだと思います。
これから先、同紙やそれ以外のスポーツ専門紙が生まれ、ごく当たり前に読者が街に溢れることを祈ってます。


ところで、「EL GOLAZO」ってどういう意味ですか?
(注:当方、まだ実物を読んでません。多少、オフサイド気味です。)

*1:競馬新聞の類はそれとは異なるものだと思うので