スマステ雑感(毒文失礼)
今日のラテ欄に「密着!笑福亭鶴瓶」と書いてあったので、鶴瓶噺とか六人の会とかタイガー&ドラゴンの話題で、落語が実際はどんなものか、こんなに面白いものだということを伝える内容になるといいなと、勝手に期待していた。
が、始まってみれば「落語にはこんなに歴史があるんだ!」という作りで、あれでは逆に初心者を遠ざけているのではないだろうか。
VTRがやたら長くて、せっかく出演している鶴瓶さんが話したのは最後の十分そこそこ。
中途半端な内容で非常に勿体無い。普段はもっと中身があって面白いのにな。
あと、香取の不勉強さと頭の悪さに、迂闊にもイライラしてしまった。
噺家・笑福亭鶴瓶として出ているのに、リスペクトを一切感じなかったのは、師匠の偉大さを知らないということじゃないか。
前々から思ってたが「見なければならない物が増えました。」という言葉の通り、結局コイツにはとって、黒澤映画も歌舞伎も落語も興味がないのだ。
ナレーターのキッチュが出ていた方がどれだけ良かったか、残念で仕方ない。
最後に松鶴襲名の話を振った時は、見ているこっちが冷や汗かいた。
そんなに落語に詳しくなくても、一門の系図を見ていれば気づくだろし、それよりなにより鶴瓶さんの顔色見れば察しはつく。
あー思い出してるだけで腹立ってきた。
松鶴襲名の件についてはこちらをどうぞ。
こんな番組流すくらいなら、らくごのごを流した方が落語の楽しみがどれだけ伝わったか。
それか特別にNANDA!?でやってくれへんかな。
【追記】
見ている人は少ないでしょうけど、毎週日曜の早朝にNHKで「日本の話芸」という番組がやってます。
落語に興味はあるけど見に行くまでは・・・という方は必見です。
明日は桂文珍師匠の「包丁間男」です。