爆笑太田のこれを読め。
火曜JUNK爆笑問題カーボーイ恒例、2005年に太田が読んだ本からお薦めの本を紹介。
◆橋本治『蝶のゆくえ』収録の「ふらんだーすの犬」
→「少年少女の心情・感覚を伝える天才」
◆柳田國男『柳田国男全集〈8〉』収録の「山の生活」◆茨木のり子『私が一番きれいだったとき』
◆村上龍『半島を出よ (上)』『半島を出よ (下)』去年のベスト3!
→コメント「福岡ドーム占拠の描写が凄い。平和への覚悟を感じた。」
太田家ではしばしば、平和について夫婦喧嘩になるらしい。
◆遠藤周作『死海のほとり』
◆五木寛之『青年は荒野をめざす』
石破茂氏爆笑問題のススメ出演時に挙げた本。
「①殺戮者の奏でる音楽が素晴らしくて涙する→音楽は善悪を超越しうる存在である。」
「②自分を殺すかもしれない人間の音楽に感動してしまう主人公の感受性→自分の価値観が悪になる可能性もある」
「読み物としても面白い。本宮ひろし的な一面もある。」
◆ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』
売れない画家と会う度に成長していく少女との心の交流を描く
→「自分の感受性や価値は一瞬で消えては姿を変える。それを強く感じた作品」
◆池上永一『シャングリ・ラ』
奇想天外の痛快近未来SF小説。空中都市アトラスを巡る戦いにスーパー女子高生が反政府ゲリラのボスとして戦う活劇。
→「アニメチックではあるが、それを感じさせない壮大なストーリー展開。」
未来少年コナンや荒俣宏のテイストも含む。
◆黒川博行『暗礁』
喧嘩の天才・桑原が沖縄に乗り込み地元ヤクザと大乱闘
→「ギャグ満載のハラハラドキドキの連続。シリーズもので大好き。」
第1作疫病神、第2作国境もお薦め
太田さんのコメントは自分なりの解釈を踏まえて要約しました。
何冊か読んでみようと思えた熱の入りようでした。