夢チカLIVE Vol.16

昨日の話になってしまいますがレポートを。

福原美穂

札幌在住のR&Bシンガー。
パッと見、自分と同じくらいか上かと思ったら若干19歳。若ぇ。
堂々としたライブアクトだなと思ったらデビューは16歳。さすが。
オリジナル曲とSTINGの「Englishman in New York」やSTEVIE WONDERの曲カヴァー。
ブラックアメリカンのシンガーのような歌いっぷり。
そーとー器でかいです。

■伊禮麻乃(いれいあさの)

沖縄出身の19歳。
琉球古典音楽で三味線と太鼓を習っているらしく、この日も三線?を持って登場。
平和への願いを綴った歌詞がとても胸に響きました。
MCで分かったことですが、あのCMもこの子の声でした。
もっと色んな曲が聴きたいです。
いれいあさの Official Home page

高鈴ハマった!

京都の二人組アコースティックデュオ。
なんとも表現し難いんですけど、ふわっとした音楽です。
音源聴いたことないので分かりませんが、ギターとヴォーカルが凄く気持ちよく響いているというか。
あー文章センスねぇな。
とにかくいい空気を醸し出してます、MCでも(知ってる人だけココ爆笑)。
初披露の新曲「僕の街まで行かないか」は、めちゃめちゃ良かった。ジーンときたね。
曲前のMCで「私以外のヴォーカルの方はみんな10代で私が平均年齢をグッと(ry」とか「まだ20代やし、、ギリギリやけど」とぼやいているのが非常にかわいらしかったです。(年上に向かって)
次のライブは必ず行こうとおもいます。
以下、蛇足↓
さっきコラム読んで知ったけど、Vol.山本高稲の従兄弟がセカイイチのVol.岩崎彗だった。
スゲェ、一体どんな家系だよ。
【リンク】高鈴オフィシャルホームページ・・・少々見づらい

YUI

アコギ一本で登場。
ここからはかなりキツイこと書いてあるので、覚悟して読むか読まないで下さい。
一番楽しみだった、、、はずなんですが、個人的には一番見劣りしてしまいました。
何ともMCが拙い。
楽曲はどれだけ良くてもMCばかりは見るに堪えられなかった。
原因は他のところにもあったことは後で書くんですけど、ちょっとあれではせっかくの曲の流れがなくなってしまうのでは、と思いました。
あとは歌ですけど、見事にCD通りでなんとも面白味がなかった。
ライブ感がなかったとでも言うんでしょうか。
上手いんですよ、もちろん。
ただ、良くも悪くもそれだけ。なんとも勿体無い。
確かに、あまり喋りが上手なタイプには見えないし、場数が圧倒的に少ないのが大きく影響してるとは思います。
デビューしたのは去年ですからね。しょうがないっちゃしょうがない話で。
こんな辛辣なこと書きたくはないんですけど、期待が大きかっただけになんとも歯がゆいう。
どんどんライブやったり、人のライブで勉強したりして欲しいです。
レポートでも何でもなくなってしまいました。

■雑感

会場入りしてから気になってたのが、客の男の比率が高くて年齢層も高めだったこと。
あんまり男が多いライブに来た事なかったので、どうなるのかなと心配していたら、その通りになった。
雰囲気最悪。ノリはイマイチ。反応(レスポンス)も殆どなし。
全出演者が「今日のお客さんは静かですね」って言うライブ初めて見た。

ここで言いたいのは男が多いのが悪いってことじゃなくて、ライブの空気を作る最前列にいた連中のこと。
僕の中ではライブで最前列に行くっていうのは結構勇気が要ることで、よく曲を知ってるとか雰囲気を知ってるとかある程度知ってる人が行く場所だと思う。
実際最前列のノリがいいと、後ろもノリやすくなる。
僕は知らなくても前の様子を見て盛り上がったライブは何度もあった。
でもこの日の最前列は、どう見ても場慣れしているとは思えない連中ばかりだった。
その連中が本当にライブ素人で、どう反応していいのか分からなかったのか、はたまた興味が無いから反応しなかったのか、それは僕には分かりません。
ただ、そこにいるならそれなりの覚悟とか準備しとけよって思う。
目当てのアーティストがいたり、もちろんそれは個人の自由。
ただ、雰囲気を悪くするような真似をするのはマナー違反だと思う。
事実、YUIの出番になると反応が違ったし、その時になって入ってくる男がうじゃうじゃいたし、MC中に「かわいい」とか口走る奴もいた。
そのくせ伊禮麻乃がMCで件のCM曲を披露しても全く反応が無くて「あれ、こっちでは流れてないんですね」とガッカリしてる姿を見て、後ろから何も声が出せなかったことが凄く申し訳なかった。
こうやって前の連中のせいにしてながら、後ろにいた自分にもその責任はあるんだろうな。
色んな意味で後味が悪いライブでした。
こんなことを書いたのは、ライブ知らない奴は前行くなって言いたいんじゃなくて、このライブを見て胸に残った思いを書いておきたかったからです。
お目汚しご勘弁願いたい。
【追記】
ライブを終えて思い出したのは、僕の好きなラッパーGAKU-MCさんが言っていた言葉。


君たちが払ってるのは入場料じゃなくて参加料。
お客さんじゃなくてコーラス隊なのです。
それぞれが僕らの同じメンバーの一人なんだ。
だから声出せー!

だった。
聞いた時は面白い考え方だなって思ったけど、実は深い言葉だったんだな。
さすが三十路のラッパー。伊達じゃないわ。