一夜明けて

ところどころ記憶が薄い部分があるんですが、それは自分のエントリと照らし合わせながら思い出し笑いなど。

◆ べーさん(鶴瓶師匠)

僕は逃亡劇以前はあまり見てなかったので、25時間メイン逃亡者の活躍自体は成功だと思う。きっちり仕事してました。
でもさんま・紳助の爆発力の前では、さんま・鶴瓶の絡みがぜんざい屋さんからの中継のみだったのは、あまりに物足りなかった。
中継であれだけ笑わしてくれただけに、もっとガチのやり合い、いや鶴瓶さんのやられっぷりが見たかったwさんま・鶴瓶が同じ板に立つ事なんかそうそうないんやから。
個人的には25時間テレビ放送中に、フリートーク枠を持たせるというのは、かなり面白い企画だと思う。俺なら「タモリ・さんまのちゃんとやりなさい(?)*1」を復活させたかったわ。
もっとも、あの逃走劇をガチだと思ってる奴が多いのには、ひくくらいびっくりする。鶴瓶を舐めんなよ、ゴルァ!そんなアホちゃうぞ?
さておき、やっぱり逃走劇に時間を割きすぎて、消える時間帯があまりに多すぎたのは残念でならない。さんまさんも言っていた「TBSからフジテレビなら10分で来られるやろ」という言葉がやたら耳に残っている。
最後に、黄金像姿のの鶴瓶噺に涙していた人たちへ。
あれはいつも手ですから!
あれは現場で戦った人たちへのご褒美であって、決して視聴者へのメッセージではない。
視聴者にとっては「鶴瓶が感動のフィナーレに金粉塗れで鉄ブリーフ履いてええ事言うてますよ」という、最高の笑いどころなのではなかっただろうか。
僕にはそう思えて、おもろくて仕方なかった。

◆ マシュマロヘッドパーティ

劇団ひとりの「矢野・兵頭」という回答に会場中はおろか、さんまさんすら反応できなかったのは、決して矢野・兵頭のせいではないことを確認しておきたい。
てか、ようあの場面で「矢野・兵頭」が出てきたもんや。このオタクめ!

◆ 夫婦ニュース

この時点で有賀さつきさんを「この人、誰?」と思う人が意外に多かったのでは、と思った。
かつての看板アナと現役解説員の夫婦を出して、マジ原稿読ませるというのは、ちゃんと料理すればもっと笑いは取れたんじゃないかな。
ボツ企画に金をかけた割に、時間を割かなかったせいでなんともどっちつかずになったのは勿体無い。ちゃんと作家つけてあげてくださいよ。
「独自(六時)のニュースでした。」(fromボキャブラ

◆ 村上真理子

あの仏頂面が演出かどうかはこの際どーでもいい。
あの態度に対して我慢がなるかならないかの問題。
竹山の化けの皮が剥がれているのと同じ次元で考えるのは、どうも納得がいかないのは、やっぱり社員という立場の人間だからだろう。
ナイナイのラジオでも言うてたけど、アナウンサーが勘違いしている理由は「社員」という会社に守られた立場でタレント活動をしている、いわば「安定したタレント」だからだろう。
多少の失敗では仕事が減ることもないし、待っているのはせいぜい山中の説教くらいかw
若干逸れたけど、少なくとも、あのテレビアのネタと河本のタンバリンだけに爆笑している奴の企画を見たいとは思わない。
報道に異動させたのは正解だと思うよ。
あと鶴瓶が己のことを「パパ」と呼ばせるのは、後々、若手にえらい迷惑がかかってそう。

◆ 総括

全体としては、昨年の「楽しくなければテレビじゃないじゃん!」を踏襲したものとなった。
前作は芸人が主役、今年は身内(フジ社員)が主役という違い。
タレント化したアナウンサーを多く抱えるフジ+FNSのタレント性の強い社員を集めて、「今年は色々あったけど、それでも私達は頑張っていきますよ」という所信表明番組
フジテレビ社員のための、フジテレビ社員による、フジテレビ社員のための25時間テレビという印象が僕には強すぎた。
関西をはじめとする「お台場明石城」をネットしていない地方を完全無視した作りなのは、そこに起因するのだと思う。
THE WAVEも、自分達の代わりを芸人さんに自分達のメッセージを具現化してもらった感動ストーリーという見方になってしまう。
良かれ悪かれ、「『作り手が』楽しくなければテレビじゃないじゃん!」という学園祭的ノリだったせいかも。それはそれで好きですけどね。

●ちなみに

他局のテレビ屋さんの感想です。

*1:かつての金曜いいとものフリートークコーナー