気になる1冊

なりひらばし電器商店(1) (イブニングKC)

なりひらばし電器商店(1) (イブニングKC)

40年後の東京を舞台にしたお話。
たまたま立ち読みした今週号では、主人公たちが地元の商店街のフリーペーパーを作ろうと話をしている。
Web上でやった方がコストもかからないけどたくさんの人に見てもらえるとか、手間はかかっても紙に刷ったものの方が気持ちが伝わるじゃないとか、40年後という設定の割には言ってることは今とほとんど変わってない感じが妙にしっくりきてしまった。
未来は色んな技術が発達してもっとハイテクになってるってイメージしがちだけど、僕はここまでの20年と同じようなスピードではこれから発達しないと思ってて。
一気に高度化した技術に人が追いつく時代になるような気がしてる。
この話はまた別の機会として、そんな近未来なのに女子大生は商店街の食堂らしきお店に集まり話をする滑稽さと、会話のテンポが非常に琴線に触れた気がしたのです。
近々買おうかな。
40年後の東京を社会システムからデザインする想像力――「なりひらばし電器商店」(岩岡ヒサエ) | nelja